身体に悪い行動 口内環境 その1 1日1回の歯磨き
毎日の週間として欠かせない事に、歯磨きがあります。 毎食後磨く事が理想ですが、忙しく働く方や出先などで、磨く場所やタイミングがない事はよくある事です。 朝寝起きの時の歯磨きが一番綺麗に丁寧に磨き、マウスウォッシュまでしてるから大丈夫!! しかも、虫歯もないから結果も出てるし問題ない!! 果たしてそうでしょうか? 今回は、1日1回の歯磨きの結果について調べました。
目次
時間から見た菌の繁殖率
歯を磨いた直後の菌の数が0だとした場合
1時間後では100
2時間後では10,000
3時間後では1,000,000と増え続け
6時間後には1,000,000,000,000まで増えると言われています。
10分間の間に2分裂した時の考え方ですが、繁殖力は凄まじいものです。 因みに1mgに数億から数兆もの細菌が潜んでいます。
歯が歯周病になる周期
食事をした後、歯には食べかすが残ります。 食べかすは、歯周病菌の餌になります。 菌と代謝物が変化してゼリー状のヌルヌルした物質になると歯茎が赤く腫れます。 腫れ(炎症)始めるのが約48時間後に起こるとされています。 考え方ですが、2日に1回、菌が居ない完璧な歯磨きをする事で炎症は起きないと言われてます。 これは、あくまでも歯科衛生士が徹底的に磨いたうえでの結果ですので素人には難しい話です。
ヌルヌルとした物質 バイオフィルム
バイオフィルムは漢字で菌膜と書き、歯周病菌などの微生物やその代謝物の集合体です。 プラークと言う言葉もありますが同じ意味合いで覚えても良いそうです。 約20年前では、歯科関係者が歯垢のことを「プラーク」と呼んでいました。 約10年前プラークの構造がお風呂の排水溝やシンクの三角コーナーなどで見られるヌルヌルと同じ構造であることわかり、ヌルヌルを指す言葉を「バイオフィルム」と言うようになりました。 食後8時間後には、バイオフィルムは生成されるとされています。
歯磨きのスペシャリストではない私たちの対処
確実な、歯科衛生士が徹底的に磨いた歯磨きであれば1日1回でも安心ですが、我々素人ではムラが出てしまいます。 毎食後に磨く事べストです。 汚れた食器もすぐに洗えば綺麗に簡単に落とす事が出来ます。 放置してバイオフィルムになる前に歯を磨く事で簡単に落とす事が出来ます。
就寝中の状態
一番丁寧に磨かなければいけないのが、就寝前の歯磨きです。 就寝中は、唾液の分泌が減ります。 唾液の中に含まれる免疫物質も減ります。 口を閉じて寝る事で、酸素を嫌う歯周病菌には最適な状態になり一気に増殖してしまいます。 朝起きた時に、口の中がネバネバすると感じた時は歯周病の可能性が高いです。
まとめ
現実的に考えた時に理想は、毎食後磨く事が大切!しかし忙しさとタイミングの問題で磨けない時は、口の中の食べカスなどを残さないために簡単なケア―だけでも大切になります。 時間が経ってしまうと、洗い物と同じ感覚で落としにくくなります。 バイオフィルムを作らない事が大切です。 夜就寝前の歯磨きが重要で、寝ている時が一番繁殖しますのでより丁寧なケア―が必要になります。 私は普段、出かける時などに携帯型のマウスウォッシュを持ち歩いています。 使うか使わないかで、違いは明らかですので時間がない方にはお勧めです。
最後まで読んでいただき有難うございます。